副業が解禁されてネットビジネスで稼ぐ人が増えてきました。
中には報酬が順調に伸びていき、
よーし、俺も脱サラしてやるぜ!
と意気込んでいる方もいるかと思います。
稼げるようになってくると誰しも自由きままな生活を夢見ますよね。
僕も会社員時代から脱サラを夢に見続けてきた人間なので、その気持ちはよーくわかります。
でも、ちょっとだけ待ってくださいね。
安易に脱サラするとイタイ目に合う可能性があります。
脱サラに勢いは必要ですが、それと同時にある程度の準備も必要なんです。
いや、そんなの当たり前だろ!という声が聞こえてきそうですが、稼げるようになると僕のように天狗になって勢いまかせになる人間がいるわけですよ(^^;
僕の場合、2018年の12月に12年間勤めてきた会社を辞めて脱サラしました。
脱サラする少し前に100万近く稼げたこともあり、オレいけんじゃね!?と余裕ぶっこいていたわけです。
当時は3人の子供が3歳~8歳で、家のローンも2500万以上残っている状態でした。
貯金も余裕があるわけではなく、ブログ報酬もGoogleのアルゴリズム変動で乱高下していた時期です。
今考えてみると準備万端とはいいがたい状況なのですが、それでも勢い任せに脱サラしちゃったわけです(^^;
脱サラ後しばらくは自由を満喫しましたが、その後は堕落した生活に陥ってしまい収益も不安定になっていきました。
やることが散漫だったことと、夜更かしが原因だったんですけどね・・・。
家族がいなかったらそのまま引きこもり廃人になっていてもおかしくない状況でした(笑)
家族にはいつもいつも感謝するばかりです。
ということで、あなたがこういったことにならないように、今回は僕の体験談を踏まえて脱サラのタイミング・クリアすべき5つの条件についてお話しします。
今まさに脱サラに踏み切ろうとしている方や、将来的に脱サラを夢見ている方にはぜひ最後まで読んでいただきたい内容です!
脱サラするタイミングは5つの条件が揃ったとき!
脱サラのタイミングについて、まずはサクッと結論から申します。
ネットビジネスで独立するならこの5つの条件が揃ってからにしましょう。
➀作業ルーティーンが確立している
➁1年間無収入でも食えるだけの貯金あり
➂月収が会社員時代の給料並みにある
➃会社員時代より攻める覚悟がある
⑤家族の理解を得ている
ちなみこの条件は僕のように普通の能力、普通のメンタルの人を対象にしています。
・天才肌の人
・行動力バリバリのビジネスマン気質の人
・何事にも動じない強靭なメンタルの持ち主
こんな人たちには当てはまらないかもしれません。
あくまで、フツーの人が脱サラを考えるときに参考にしてほしい条件です。
では一つずつ詳しく見ていきましょう。
【脱サラ条件①】作業ルーティーンが確立している
まず最初に最も大事なものから紹介していきます。
脱サラの準備で最も大事なのは、作業ルーティーンが確立していることです。
要は、毎日決まった時間に決まった作業を行う習慣ができている、ってことですね。
現時点の報酬額や貯金も大事ですが、それ以上に↑これは超大事なことだと思ってください。
会社員時代にルーティーンができていないと、会社を辞めた後に手に入る膨大な時間によって、生活の乱れと作業の迷いが生じるからです。
僕の場合、会社員時代は帰宅後に21時~24時くらいまで作業していました。
作業内容は「1記事~2記事書く」くらいにざっくりでしたが、いちおう3時間程度はパソコンに向かう習慣はできていたんですよね。
会社から帰ってきてからの限られた時間、という制約意識があったので成立していたんだと思います。
でも、脱サラするとこの状況が一変します。
拘束されるものは一切なくなって、好きな時間に起きて好きなことをする自由があります。
朝は、もう少しゆっくり寝ててもいいや。
午前中作業しなくても午後があるからいいや。
午後やり損ねたけどまだ夕方があるからいいや。
今日はできなかったけど明日があるからいいや。
・・・。
一時期は↑こんな風に自分にめちゃくちゃ甘くなりました・・・(^^;
すると当然ですが、作業量が安定しないため報酬が落ちていきます。
会社員時代より時間があるのに報酬が落ちてっちゃうんです。不思議ですよね。
で、報酬が落ちてくると焦っていろいろなことに手を出すようになるんです。
Youtube、ツイッター、オリジナルコンテンツ販売、リアルコンサル、Webコンサル・・・。
いろいろと手を出してしまい、目標も時間配分もどんぶり勘定でした。
結果、どれも中途半端になり、もともとのブログ収益すら落ちてしまう結果に・・・。
僕が脱サラ後にやるべきだったのは、会社員時代に確立したブログを書くルーティーンを拡大することでした。
例えば、1日2記事だったのを4記事にしてみるとか、記事の質をもっと上げてみるとか。
その上で、新しいことに1つだけ取り組んでみる、というところから始めるべきだったんです。
脱サラして時間がたくさんできたからといって、それをすべて作業に使えるわけじゃないんですよね。
その時間作業ができるマインドはできていないので、少しずつ拡大していくのがいいと思っています。
話をもとに戻します。
あなたにはすでに確固たるルーティーンはできていますか??
これができていないようなら、まず今の会社員の時点からしっかりとゆるぎない作業習慣を身につけてください。
毎朝歯ブラシをするかのごとく記事が書けるようになっていたらOKです♪
【脱サラ条件②】1年間無収入でも食えるだけの貯金がある
脱サラすると当然のことながら安定収入がなくなります。
そんな中、報酬が苦しい時にあなたを支えてくれるのはこれまで貯めてきた「貯金」だけです。
貯金はビジネスにおける「体力ゲージ」のようなもの。これがなくなってしまうと活動自体ができなくなってしまいます。
お金に追い詰められた時って本当に精神的に不安定になるし、家族にも心配をかけることになります。
精神が不安定になると作業に迷いが生じたり、色々なものに手を出すようになり、一層報酬が落ちていくんですよね・・・。まさに悪循環。
なので、脱サラする際は「自分の精神が安定していられるくらいの貯金」は欲しいところです。
具体的な数でいえば、1年間は全く収益が発生しなくてもやっていけるくらいの蓄えがあるといいですね。
というのも、僕が脱サラしたときは、半年分くらいの蓄えしかなくて途中で結構しんどい思いをしたためです(^^;
1年分の貯金があると、半年間くらいは資金の心配をせずに攻め気でガンガン作業できるはずです。
生活資金は人それぞれなので、1か月にかかる費用×12くらいで見ておくようにしましょう。
【脱サラ条件③】月収が会社員時代の給料並みにある
これも貯金の話と似てますが、毎月の報酬額が会社員時代の給料を超えていると精神的にも安定しやすいです。
(資金については精神の安定が保てるならもっと少なく大丈夫です)
報酬額が給料よりも少ないということは、毎月お金がどんどんマイナスになっていくということなので、精神衛生上も良くないはずです。
僕は会社員時代に給料の金額を超えることができたので、 その点に関しては良かったと思いますが。
今は給料より下だけど、会社に行っている時間を作業に当てれば理論上報酬額がアップするはずだ!
と考えている方。
僕も同じように考えていましたが、時間があっても案外作業量は増やせないものです。
2時間→10時間とは無理ゲーだと思ってください。
先ほどのルーティンの話と関連してきますが、現状を行っている作業に対して、1.5倍から多くて2倍ぐらいの作業量が無理なくこなせる量ではないかと思います。
その見積もりで報酬が給料を上回るのであればチャレンジしてみるのも良いかと思います。
【脱サラ条件④】会社員時代より攻める覚悟がある
根性論みたいに聞こえるかもしれませんが、これも結構大事な話です。
多くの会社員にとって「脱サラ」というのは「逃げ」のイメージがないでしょうか?
つらくて苦しい仕事から早く抜け出したい!というネガティブなイメージといいますか。
もちろん、きっかけはそれでもいいんですけど、脱サラ後は会社員時代よりも攻め気な姿勢が求められます。
計画を立てて自分を管理し、作業量を今より増やし、新しいことにも果敢にチャレンジしていかないといけません。
これ、自分でビジネスをやっている人からすれば当たり前の話なんですが、会社員生活が長かった人、特に仕事を受動的にこなしてきた人はこの意識が薄いため注意が必要です。
脱サラ後は自由な時間が増え、どうしても自分に甘くなってしまいがち。
僕は会社員時代はどちらかというと受動的なタイプだったので、脱サラ後に苦労しました(^^;
ソフトバンクの孫さん曰く、
現状維持は相対的に退化。それは他の人類が進化し続けるから。
だそうです。
【脱サラ条件⑤】家族の理解を得ている
そして最後は家族の理解を得るということです。人によってはこれが一番大事な場合もあります。
僕の場合、会社員時代に嫁に脱サラの話をした時には嫁に猛反対をされました。
それはもう鬼の形相で怒られ、「お願いだから普通の会社員でいてほしい・・・」と涙ながらに反対されたものです(笑)
それ以降しばらくの間は脱サラの話題は禁句となり、ビジネスを積極的に応援してもらうことはありませんでした。
嫁が家庭の事情で脱サラに対してのイメージが悪かったのもありますが、それ以上に当時の僕の実績と取り組む姿勢が彼女の目には本気に映らなかったからだと思います。
人によりけりですが、僕の場合は毎日一緒にいる家族から応援してもらえる方が力が湧いてきます。
脱サラするなら、しっかりと家族の理解を得て応援されながら取り組む方が最高のパフォーマンスを発揮できるんじゃないかと思うんです。
なので、まずは会社員時代に家族を納得させる実績を出して理解を得るようにしましょう。
まとめ
今回は脱サラのタイミングについて、5つの観点からお話ししました。
これまでの内容をもう一度まとめておきますと以下の通りです。
➀作業ルーティーンが確立している
➁1年間無収入でも食えるだけの貯金あり
➂月収が会社員時代の給料並みにある
➃会社員時代より攻める覚悟がある
⑤家族の理解を得ている
家族を持ちながら脱サラすると、思っていた以上に精神的な負荷がかかります。
夫婦共働きの時代とはいえ、家の舵をとっているのはあなただと思うので、そのプレッシャーは大きいはず。
なので、脱サラを決行するまえにもう一度上の観点で自分の状況を振り返ってみて下さい。
「こ、こんなはずじゃなかった・・・」とならないように(^^;
それでは今回はこの辺で!